ブランドフォレスト

バンブーヴィルで展開するブランドのディレクターやデザイナーさんを紹介するコンテンツ「ブランドフォレスト」。
Vol.03後編 「KATO`」 「AAA」のデザイナー 加藤博氏にインタビュー!

「KATO`」 「AAA」デザイナー 加藤博氏

2011/07/21

「着てみたら好きになった!って言われる服を作り続けたい」

「KATO`」 「AAA」デザイナー 加藤博氏

体を壊して辞める半年前くらいから企画責任者のポジションで仕事をしてたので、生地屋さんをはじめ取引先の方とは接点があって、スゴくかわいがってもらってたんですよ

だから、僕が仕事を辞めても、仕事の世話をしてくれたんです。これが、フリーの第一歩ですね。実力はなかったはずなんだけどね…(苦笑)。ただ、そうやって、ちょこちょこ声をかけてもらって、主にレディスの服を作っていたら、「et vous」から声がかかったんですよ。社長のウィリアム・シェリーが日本でバイイングした服の中に、僕が作ったものがあったみたいだったんだよね。彼らは、当時、フランスの一世風靡したブランドで、フリーランスを起用してコレクションを展開したりする独自のマーチャンダイジングでも注目されててね。で、結局、僕ともう1人の日本人で「et vous」のメンズを立ち上げたんですよ。その後、5シーズンくらいはやってましたね。「et vous」では、アメカジみたいな服にではなく、ベーシックな洋服に、ウオッシュ加工をかけて風合いをよくしたりとか、思いっきりハイクオリティな素材を作ってダメージ加工を与えてみたりとか、今までにない新しいことばかりをやってました。で、評判も良くて、アメリカのアパレルメーカーとか色んなバイヤーがサンプルとして買って帰ることが多かったんです。そんな経緯もあり、アメリカのブランドからも仕事を依頼されるよになったんですよ。「Ralph Lauren」だったり「GAP(1969ライン)」だったり。20代後半から30代後半くらいまでの10年間は、アパレルメーカーだけじゃなく、テキスタイルメーカーとかも含めてこういったフリーランスのデザイナーとして仕事をしてました。

その後、90年代の後半くらいに、「レグラ」っていうイタリアのテキスタイルメーカーの依頼でデニムを作ってたんですね

有名メーカーだったんで、世界各国のお客さん相手にプルミエールビジョンとかでブースを出すんですけど、デ二ムって小さいエリアだから、出入りしている関係者同士が、いつのまにか顔見知りになって、いろんな要望が出てくるんですよ。

例えば、サンプルのジーンズを作ってよ!とか、生地だけでなくプロトタイプのジーンズごと売ってよ!みたいな…。でも、よく考えてみると僕が作ったモノがそのまま、各ブランドで商品化されるのかと思うと、ちょっと悔しいな~って。だったら、ジーンズは自分のブランドでやろうかなって思ったんですよ。
で、友人がやっていたニューヨークのディーディーシラボっていうセレクトショップで取り扱ってもらおうと思い、彼に相談しました。当初は、ショップオリジナルのジーンズで展開をしてたんだけど、彼がいっそのこと君の名前でやりなよ!って言ってきて…「KATO’」が立ち上がったんです。正直、「KATO’」は嫌だったんだけど、NYでは分かり易いってことと、「ポールスミス」だって名前だろ?という彼の強引な言い分にのせられ決定しました。
ブランドの立ち上げ当初は、デニムしかやるつもりなかったんです。ファッションどうのこうのっていうより、普遍的なジーパンを、少しでも長く多くの人に穿いてもらいたいって気持ちがあったんです。あと、いつ買いに行ってもそのお気に入りのジーンズは置いてあるという事実を大事にしたかったんです。そうすると定番になるしリピーターもつく。何より、欲しいものを買いに行って、もう作ってませんっていうのは、すごくガックリくるじゃないですか。自分がブランドやるならそれだけは、避けたいと思ってました。
そんな想いで、10年間同じものをきちっと作ってきたら、いろんなアイテムも作るようになってAKTO’からAAAってな感じで広がっていきましたね。戦略的というか必然的にブランドが成長していってくれたと思ってます。だから、「WILD THINGS」とのコラボ企画なんて、その最たる結果だと思ってます。
特に作り手としては、新しい価値観を見い出せたので、ブランドとしても魅力を増したのではないのかな~って。ホント、「WILD THINGS」とのコラボは楽しい。あれ!この生地で発注していいのかな?って思ったりするんだけど、上がってきたサンプルを見ると「全然おもしろいやん!」みたいな感じ。肩の力を抜いて作ったら、いいモノができるんだなあ~って(笑)。

KATO' STANDARD DENIM

KATO' STANDARD DENIM
13.5ozのKATOオリジナルセルビッジデニムを使用した5型の定番デニム。5型それぞれに抜群の履き心地と履いたときに最も美しいシルエットとなるようこだわりぬいたデニムは発売当初から愛され、リピーターも多いロングセラーアイテム。

KATO' BASIC FLANNEL SHIRTS

KATO' BASIC FLANNEL SHIRTS
2011秋冬デビューのニューラインKATO`BASIC。定番的に長く愛されるアイテムが揃う。中でもブリーチをかけ風合いを増した絶妙なカラーリングのネルシャツはまさにKATOらしいアイテム。ソフトな起毛で秋口から活躍する一枚。

AAA CHAMBRAY WORK SHIRTS(ONE WASH/VINTAGE WASH)

AAA CHAMBRAY WORK SHIRTS(ONE WASH/VINTAGE WASH)
着込むほどに色落ちし独特の風合いが出てくるのが特徴の定番シャツ。三本針ステッチ、猫目ボタン、前立てとカフスにはセルビッジを使用するなどディテールにこだわりが光る。

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