ブランドフォレスト

バンブーヴィルで展開するブランドのディレクターやデザイナーさんを紹介するコンテンツ「ブランドフォレスト」。
Vol.07 IRONY クリエイティブディレクター 松谷正美氏にインタビュー!

IRONY クリエイティブディレクター 松谷正美氏

2011/09/30

根本的な好きは変わらない

IRONY クリエイティブディレクター 松谷正美氏

IRONYを立ち上げるまでのいきさつは

松谷(以下、松):都立工芸高校デザイン科でデザインの基礎を学び、その後アルバイトをいくつか経てから、代官山の古着屋で3年間働いたんです。その時はバイヤーの仕事なんかも経験させてもらいました。その後、縁があって、お店をやらないかってことになり、原宿の竹下通り近くの路地に「ペネトレイト」という小さなお店を'95年にオープンしたんです。当時はちょうどインポートブームがきていて、アナスイとかヴィヴィアン・ウエストウッドとかナイキ・エアマックスなどN.Yやロンドンに買い付けに行っていわゆる“並行屋”でした。それが24歳の頃。その後、海外の展示会などにいって仕入れもするようになりL.AやN.Yのブランドを扱うようになりました。でも途中からその形態に限界を感じ始め、インポートの服がサイズ的に日本の女の子に合わないこともあって、オリジナルでジャストサイズの良いものを作ろうということで'96年に始めたのがIRONYです。一番最初に作ったのは、カットソーとレースを合わせたスカートとフレンチスリーブのT-シャツでした。

IRONYが軌道に乗ったのは

松:最初はT-シャツとカットソーだけでしたが、バイヤーの方に気に入っていただいてビームスで扱って頂けるようになり、そのうちメンズのドメスティックブランドのブーム=裏原ブームがバーンときた後に、X-girlをはじめとするガールズのドメスティックブームがやってきて……。今思えばすごくタイミングが良かったんだなあって思います。同世代の子たちがいっせいに物を作ってるような時代でした。だからコンセプトがどうこうというよりも、“そこにいる環境がコンセプト”みたいな感じで、友達とか周りの人たちのために物を作るという感覚でしたね。まあ当時はすごく生意気だったと思います(笑)。

BAMBOO LUNAと関わるきっかけは

松:もともと甲斐くんとはペネトレイト時代からの知り合いで。

立石(以下、立):で、この夏にたまたま甲斐さんと一緒に行った他のブランドの展示会に松谷さんも来ていて、そこで紹介してもらったんです。前々からルナで何かやりましょうとは言ってはいたんですが、それをきっかけに一気に話が進んでいきました。

松:さっそく今シーズンから取り扱ってもらうことになったんです。原宿でずっとやってきた直営店をクローズして、大きく深呼吸して一息ついて、次はどうしようか、っていうタイミングだったので。新しいスタートに相応しい、とても良いチャンスをいただいたなあと。これを機に中目黒という街に根付いていけたらすごく良いですね。

IRONYとBAMBOO LUNAがリンクする部分とは

松:BAMBOO LUNAにはとにかく好きなものがたくさん置いてあるんです。もともとアウトドアブランドもアメカジも好きですし。物作りにRESPECTしているところが感じられるし。そんな自分が好きで買い物するようなお店だけに、IRONYのお客さんともすごくリンクすると思うんです。そもそもこんなコテコテのアウトドアブランドもあれば旬なブランドやコレクションブランドも置いているお店、この規模では本当に貴重ですよね。

立:ブランドって、例えば無意識に選んでしまうような色とか形とか素材に作り手の背景が表れると思うんです。で、IRONYってそういう根っこの部分がやっぱりアメカジなんですよね。ベースの部分ではBAMBOO SHOOTSやBAMBOO LUNAと同じところを見ているというか。だからIRONYのものを見ていると、あの頃の古着がどうこうとかブランドがどうこうって、作り手と共通の話題が持てるだろうなってすごく思えるんです。

具体的な展開方法は

立:まずは10月1日から10月10日までの間に、IRONYの期間限定ショップインショップを開設します。それを皮切りに11月、12月も順次IRONYの商品を入荷していきます。そもそもショップインショップという形態自体がルナでは初めての試みですし、IRONYのアメカジベースの服とルナのアウトドアベースの服がどんな化学反応を起こすか、とても楽しみですね。テーマ名は「LADY CAMP」です。

松:“GIRL”でも“WOMAN”でもないところがポイントです。

立:その「LADY CAMP」をお題に、スタイリストの白男川清美さんにスタイリングサンプルも組んでもらっています。それと今回、BAMBOO LUNAの3周年を記念して、BAMBOO LUNA×IRONYのキャンバストートバッグを製作しました。イラストは京太郎さんが手掛けています。

IRONYの創設当初と変わらない部分とは

松:ちょっと大人っぽくはなりましたが、やっぱりストリートブランドというところからは外れないのかなあって。みんな歳を重ねながら一回はいろいろなところにいくけど、根本的に好きなものは変わらないんですよね。高校生の頃に聴いていた音楽はやっぱり好きだし、服ならデニムやチノパン、生地が硬めのコットン素材なんかがやっぱり基本なんです。ブランドとしてはまたRE:スタートした段階なので、まずはそういう自分たちのスタンダードをしっかりと作れるようにしていきたいですね。そんなに大きなところを見るのではなく、まずは自分の友達とか、その周りの人に支持されるようなものを作っていきたい。そう考えると、ブランドを始めた頃に戻ってきたのかもしれませんね。それから基本的に国内生産といのはブランド当初から変わっていません。仕事にプライド持っている職人さんの顔の見える仕事がなにより信頼出来る製品作りになると思うのと、自分達の国を大切にしている事につながることと考えています。

TOKYO GIRLのワードローブをテーマに、世界各国のアーティストやデザイナーがグラフィックやテキスタイルを提供し、毎日着られる、ずっと着られる良い物を素材や原産地にもこだわってトップスからシューズ、ジュエリーまでオリジナルで展開するブランドです。
http://www.ironyfun.com

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