バンブーディグ

アウトドア~ファッション系のライターがBAMBOO Villeのラインナップから気になるアイテムを掘り起こし(ディグ)て紹介!

クラシックはお好きですか?

2013/6/24

KELTY×GOHEMP「SPECIAL DENIM PACK」

KELTY×GOHEMP「SPECIAL DENIM PACK」

元祖機能素材だからこそ納得できるバックパック。

 「音楽なに聞くの?」なんて聞かれ、「ん~、オレはクラシックしか聞かないんだよね」なんて言えたらカッコイイだろうなぁ。とは思うものの……。いざ、ボクがその言葉を発するとなれば、どうも照れ臭くて、「ヤマタツ(山下達郎)が好き♥」って言ってしまいます。ちなみに、最近は、もっぱらサカナクション。そんな情報はどうでもイイんです。でも、クラシックとかオーセンティックとかって言葉の響きがイイですよね~。ボクがついつい反応してしまう言葉のうちのひとつです。

 そう、今回はバックパックの紹介。アウトドアスタイルに欠かせないのが、バックパックです。ファッションにおいて、アウトドア感を出したい! なんて思ったら、ウエアのマウンテンパーカかブーツかバックパックでしょう。いつからが起源とか、そんなバックパック自体の薀蓄はさておき。

 アメリカ・カリフォルニア生まれのケルティを知っていますよね? いわずもがな、バックパックの名ブランドです。1953年に誕生し、1970年代には、多くのアウトドアズマンたちから愛用されていたケルティ。現在でも、クオリティに厳しい軍のバックパックを生産しているということから、技術への信頼も歴史がすべて物語っています。そして、なにより、このシンプルなデザインとミニマムなサイズ感から使い勝手も良いと、多くのファッション人たちを始め、支持されている最大のポイントでしょう。

 ん? そのまえにもっと突っ込みどころがありますよね。そうです、デニム素材であるということ。通常アウトドアブランドのバックパックであれば、軽量で、ある程度の撥水性が求められるナイロン素材。デニムなので、耐久性があることは、もちろん理解できるけど、天候に左右されやすいアウトドア界、ましてやバックパックとしてはどうなのか? ご安心を。だってバンブーシュートに置いてあるんですよ? アウトドアウエアとしてダメなものが置いてあるわけがないでしょう。 もちろん、ただのデニム生地ではありません。ヘンプ(麻)素材をブランドのアイデンティティとするゴーヘンプとのコラボレーションで、ヘンプ混オリジナルデニムを使用しているんです。ヘンプ混とはいえ、コットン58%、ヘンプ42%と、見た目は通常のデニム素材ですが、触ってみると、わりとヘンプです。独特なシャリ感のある手触りと柔らかな風合いは、とてもじゃないですが、デニムのバックパックを背中に背負っているという感じはしません。

 そもそも、ヘンプとは、元祖機能素材であることをご存知ですか? 日本でも旧くから使われており、繊維としては、中心が空洞になっているため、軽量でとても柔らかく、耐久性、吸湿・吸汗性、速乾性、通気性の高い素材なんです。もちろん、今の時代、ハイテク繊維や高機能素材はいくらでもあるでしょう。でも、ヘンプというクラシックさが、ボクには、グッとくるんですよね。しかも、バックパックデザインもケルティが発売した初期のもの、さらに、ブランドロゴも1970年代当時に使用されていたクラシックなロゴデザインもたまりません。もはや、ボクには、初めに見た新鮮さよりもクラシックだなとしか思えません。

 仮に、もしこのバッグを他人から「クラシックなバッグだね」と指摘されたら、「君、解ってるね」と言って欲しいものですね。そして、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク第一楽章でも口ずさみながら「おれ、クラシックしか聞かないんだよね」なんて……。

言わないほうが良いと思います。

TEXT / TAMAKI ITAKURA

WRITER

TAMAKI ITAKURA

TAMAKI ITAKURA

板倉 環:フリーランスエディター・ライター
セレクトショップ勤務を経て、雑誌『CLUTCH MAGAZINE』、『2nd』などの編集を担当。
現在、フリーランスとして、編集・執筆業を行う。Vintageという言葉にめっぽう弱い’81年生まれ。
好きな言葉は「ハイスペック」

 

RECENT dig

 
 

RECOMMEND BRANDS

BAMBOO Ville Core Value